両立のための基本とは

家庭と仕事の両立は、言うは易し行うは難しという言葉が最も適切で、実際に取り組んでみるまでうまく行くかどうかは分からない難しい問題です。急な残業や仕事上での人との付き合いなどは、「今日は子供の世話があるので申し訳ないけれどできません」「自分は家庭があるので欠席させて頂きます」と割り切った態度を取ることができない場合、なかなかすべてを断るのは難しいのです。それには職場の協力や理解も欠かせませんが、自分自身がスケジュールをしっかりと管理し、「今日は大丈夫だけど明日は無理」という判断をしなくては、どうしても仕事にバランスが偏りがちなので注意が必要です。

更に見過ごしがちだけれど大切なものとして考えられるのは、いざという時に頼れる存在です。多少の距離があってもいざと言う時に駆けつけてくれる親がいる、あるいは多少の費用がかかっても急遽子供を預けられる施設がある、という頼みの綱を用意しておくと安心です。そんなの無くても大丈夫と思うのは早計で、自分も含めて家族の誰かが思わぬ病に倒れることは珍しいケースではありませんし、安心感があることでうまく両立させられることもあります。

また、たまには仕事でも家事でも、何らかの手抜きや楽をすることも両立の秘訣です。特に子供を持つ親となると立派に子育てもしつつお金も稼がなければ、と頑張らなければという気概から大車輪で日々忙しく働く人も少なくありませんが、自分自身の心身を適切に休めておかないと、どこかで両立できずに破たんしかねません。リフレッシュする時間を設けるなど、心身に余裕を持たせることを心がけましょう。

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